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鹿児島大学 理学部 理学科物理宇宙プログラムってどんなところ!?国内でも珍しい宇宙分野を志した、鹿児島での学生生活に迫る!

鹿児島大学理学部理学科物理宇宙プログラムの1年生、メロンです。神奈川県で育ち、中学と高校は東京都の学校に通っていました。現在は鹿児島市内の、大学のキャンパスから自転車で5分の場所に住んでいます。首都圏から地方国立大学の医学部以外の学部に進学するということは珍しいこともあり、イメージがつかみにくいのではないかと思うので、少しでも地方国立大学に進学した後の生活をイメージできるような記事にできればと思い執筆させていただきます。

はじめまして。鹿児島大学理学部理学科物理・宇宙プログラム1年のメロンです。学校の専門的な授業に関しては私自身まだまだ知らないことだらけなので、大学とそのまわりの環境や鹿児島での生活を中心に紹介させていただきたいと思います。

鹿児島という立地と周辺施設

私の所属する鹿児島大学理学部は、新幹線の停車駅である鹿児島中央駅から路面電車で10分、自転車で20分ほどのところに位置しています。

一人暮らしの人は大学近くか鹿児島中央駅付近に住み、徒歩自転車で通学しています。引っ越すまでは車がなければ食材や洋服・日用品が揃わないのではないかと心配していましたが、実際はそんなことはなく、大学の近くにはコンビニ・薬局・スーパーさらにはイオンもありなんでも揃えることができて不自由なく生活しています。鹿児島中央駅の駅ビルの中には「SHIBUYA109KAGOSHIMA」があり、渋谷に行った気分も味わえます(笑)。また鹿児島中央駅からさらに路面電車で10分ほど行ったところにはかき氷「しろくま」をはじめとしたさまざまな鹿児島名物や娯楽施設が揃った「天文館」という商店街があり、適度に娯楽を楽しむことのできる空間も大学近くに備わっています。

鹿児島県で生活をする上で困ったことといえばやはり桜島の火山灰です。火山灰が降ると洗濯物が外に干せないので基本部屋干しです。足跡がつくほど地面に積もった火山灰を初めて見たときはとても驚いたことを覚えています。

物理・宇宙プログラム

物理・宇宙プログラムは1学年約40名所属しており、女子は10人ほどです。物理・宇宙プログラムは国内で珍しい学科ということもあり、九州にとどまらず全国各地から学生が集まっています。女子に関して言えば実家から通っている学生は1人だけで、あとは皆一人暮らしをしています。

宇宙分野について学びたいからここの大学に来たという熱心な学生の集まりであるため、日常会話の中で自分たちの持っている宇宙に関連する知識を交換して知見を深めたりと、自分と同じような興味を持った人と話をすることで勉強に対するモチベーションを簡単に維持できるようになりました。

授業について

最後に授業についてお話します。履修する授業の種類は大まかに分けて教養科目専門科目の2つあります。まず教養科目はそのなかで必修科目と共通教育科目のさらに2つに分けられます。

必修科目は英語・情報・体育などの教養のなかで必ずと言っていいほど求められるような科目を学部生全員が履修します。1年生の前期はそれだけでなく大学と地域という鹿児島県自体の歴史や特徴、さらには県の抱える問題点を教えていただき、大学という機関を通じてどのように私たち自身が関わっていけるかを考える、地域と密接な関係にある大学ならではの授業もありました。

もう一つの教養科目である共通教育科目は、数ある講義の中から自分の興味のある講義を選んで履修するという物です。鹿児島大学は先ほど述べたように日本で宇宙分野について学べる数少ない大学と言うこともあり、大学に天文学を専攻している先生が複数名いらっしゃることから、この共通教育科目でもいくつか宇宙に関連することを学べる講義があります。理学部は最初の1年間、学科に分かれずに理学部単位で履修する講義が決まっており1年生時点では宇宙分野に関することは学べないだろうと入った時は考えていたので、これは入学してから初めて知ったうれしい誤算でした。私は前期に「宇宙のすがた」という、宇宙の全貌についてのお話を、宇宙戦艦ヤマトに科学考証で携わった教授から伺うことができました。

専門科目はその名の通り自分の所属する学部の専門的な知識について学びます。こちらも多少の指定はあれど、共通教育科目のように自分の履修したい科目を選ぶことができます。理学部は1年生時点では生物を専攻とする学科や地学を専攻とする学科などと同じ専門科目を受講するため、高校では履修していなかった生物や地学も履修しました。先生方も高校で履修していない人がいると理解して下さっているため、高校で履修していない科目でも、そこまで苦しむことも授業について行けなくなることもなく受講できます。前期は主に、先生方の行っている研究を、高校までに習った知識を用いて知ろうといったものでした。

現在は新型コロナウィルスの影響で授業の半分以上はzoomでのリアルタイム配信または動画でのオンデマンド配信になっています。大学には週の半分行き、もう半分は自宅で受講している状態です。しかし徐々に制限も緩和され、授業やサークル活動も行えるようになってきました。次は制限が緩和され、さらに活発的になった学校生活を皆さんに発信させていただけたらと思っております。

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