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鹿児島大学 医学部 医学科ってどんなところ!?離島実習あり 鹿児島ならではの地域に根差した医学教育に注目!「焼酎」(全国消費率1位)の授業にもびっくり!~

こんにちは!鹿児島大学医学部医学科に通う1年生のわらくです。今回は鹿児島大学について立地、カリキュラム、日々の生活などを紹介していきます。高校までは首都圏で暮らしていた私なりの視点で都会と地方で何が違うのかということについても触れていきたいと思います。鹿児島大学でなくても地方大学を目指している人は参考にしていただけたら嬉しいです。

鹿児島ってどんなとこ?

鹿児島大学について語る前にそもそも鹿児島ってどんなところなのか、話していきたいと思います。

九州の中で一番南の県、鹿児島。東京からは飛行機で90分、新幹線では直通がないので新大阪で乗り換え、6時間30分ほどです。町にはヤシの木が街路樹のようにたくさん植えられ、大学ではパパイヤが育っています。奄美大島や屋久島など島が多く、自然豊かなところです。特産品と言えばサツマイモ、さつま揚げ、シロクマかき氷、焼酎でしょうか。桜島がよく噴火し、灰が降ってくるので晴れの日でも部屋干しが主流みたいです。

では、鹿児島についてなんとなく知ってもらったところで大学紹介をしていきます!

桜が丘キャンパス

大学の立地

鹿児島大学には3つのキャンパスがあります。

  1. 郡元(こおりもと)キャンパス

全学部の1年生法文・教育・理・工・獣医・農学部の学生が通うキャンパス。市電と呼ばれる路面電車がすぐそこを通っており、3つのキャンパスの中では一番便利です。

  1. 下荒田(しもあらた)キャンパス

水産学部のキャンパス。海の近く、サッカースタジアムや球場が近くにあり、うらやましいです。

  1. 桜が丘キャンパス

医・歯学部のキャンパス。他2つのキャンパスとは離れた丘の上にあるキャンパスで、通学路の坂の急さに、夏場に歩いて通学することは無理です(笑)。大学病院も同じ敷地内にあり、刺激を受けます。

どのキャンパスも徒歩30分圏内に大きな商業施設があったり、路面電車が走っていたりします。ただ、路面電車が2路線しかないこと、JRの便が多くないことから車や原動機付自転車を持つ人は多いです。

郡元キャンパス

鹿大医学部の特徴

鹿児島大学医学部の歴史は古く、明治維新直後に薩摩藩が医学校を設置したことから始まります。離島やへき地が多いことから離島実習などもあり、地域に根差した医学教育が展開されています。

大学自体、町の中になじんでおり、大学のための町というより、町のための大学という感じがします。都会の大学はレベルが高いこともありますが最先端医療を目指していて、地方大学は地域にとって一番良い形の医療を目指している気がします。

1年時のキャンパスとカリキュラム

1年時は大半を郡元で共通教育を受け、週に1,2日ほどは桜が丘で医学部の専門科目を学びます。

共通教育では体育や言語はもちろん内容をかじる程度に学んだり、他学部の鹿児島について知ったりすることもできます。一番驚いたのは「焼酎」という名の授業です。さすが飲酒率2位、焼酎においては1位の県なだけあります。

ほかの学部と合同の授業を受けられるのは一年生だけです。共通教育は学生が多いため、オンライン授業も多いです。また、入学してから思ったのは英検などの資格は取っておいたほうが良いということです。私の大学では準1級を持っていると必須科目である英語の授業分の単位が認められ、授業を免除されます。

郡内キャンパス周辺の風景

2年時以降のキャンパスと学生生活

医学科の学生は授業はすべて桜が丘キャンパスになります。

基本的に対面で授業を受け、グループワーク実習もあります。

医歯学部には基本的にサークルがなく、部活だけです。1年生も桜が丘キャンパスのほうの部活に所属し、授業が終わったら先輩方に郡元から桜が丘まで車で連れっていってもらいます。部活動は今コロナによって制限されていますが、テスト前に一緒に勉強したり、遊んだりと友達を作れたという点で入ってよかったと思います。

鹿児島での日々の生活

コロナ渦ということもあり、今はいくつかの制限があります。例えば医学部では、実習が近いときに県外へ行くことはできません。行った場合、2週間の自主隔離が求められます。守らなかったことがばれると留年です。また、部活もこの半年で1.2か月ほどしかしていません。

鹿児島に住んで実感したのは車がないとつらいということです。私は大学に入るまで旅行以外で車に乗らない生活をしていたので、車社会を甘く見ていました。私はこの半年、親せきの家から40分の電車通学をしています。電車は朝、1時間に1本しか走っていないこともあるので余裕をもって登校しようするととても早い時間になります。たとえば遅刻ギリギリの電車の1本前に乗るとしたら一時間早く家を出なければなりません。1分差で電車に間に合わないと1時間予定が狂うということもあるのです。地方は家賃が低く出費が抑えられると考える人もいると思いますが、実は車代が加わってくるのです。

また、鹿児島という土地柄か、浪人が多く成人が多いからか飲酒が多いのも特徴かもしれません。

遊びとしてはドライブや誰かの家に集まるというのが多いです。

最後に

私は、首都圏近郊の国公立医学部も検討しましたが、鹿児島大学について調べていく上で、地域に根差した鹿児島大の魅力に惹かれて思い切って地方を選択しました。現役で合格したかったということも大きいですね。医学部受験は、全国を見渡せば、さまざまな可能性を見つけることが可能だと思います。これから医学部を目指す人は、広い視野を持って自分の可能性を広げてもらいたいと思います。

郡山キャンパス

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