目次
はじめに
芝浦工業大学は理工系単科大学ということもあり、他の総合大学と比べて知名度が低く、たとえ名前だけ聞いたことがあったとしても詳しくは知らないという人も多いのではないでしょうか。正直な話、私自身、どういう学校なのか、自分がどこのキャンパスに通うのかなど何も知らずに受験をし、入学しました(笑)。 この記事を通して芝浦工業大学について少しでも興味を持ってもらい、参考にしていただきたいと思います。
大学概要(設置されている学部・学科およびキャンパスとその周辺)
芝浦工業大学は理工系単科大学で、設置されている学部・学科は以下の通りです。
・工学部
機械工学科
機械機能工学科
材料工学科
応用化学科
電気工学科
電子工学科
情報通信工学科
情報工学科
土木工学科
システム理工学部
電子情報システム学科
機械制御システム学科
環境システム学科
生命科学科 生命科学コース
生命科学科 生命医工学コース
数理科学科
デザイン工学部
デザイン工学科 生産・プロダクトデザイン系
デザイン工学科 ロボティクス・情報デザイン系
建築学部
建築学科 APコース
建築学科 SAコース
建築学科 UAコース)
どの学部・学科にも多くの研究室があり、手厚い指導を受けられる環境です。
キャンパスは芝浦キャンパス、豊洲キャンパス、大宮キャンパスの3つです。
所属学生は芝浦キャンパス:デザイン工学部3,4年生および大学院生、
豊洲キャンパス:工学部3,4年生、建築学部1~4年生および大学院生
大宮キャンパス:工学部1,2年生、システム理工学部1~4年生、デザイン工学部1,2年生および大学院生です。
私は工学部 応用化学科ですので、大学1,2年次は大宮キャンパス、3,4年次は豊洲キャンパスに通っています。ここからはそれぞれのキャンパスについて紹介します。
【大宮キャンパス】
大宮キャンパスは「大宮」といっても大宮駅ではなく、JR宇都宮線の東大宮駅が最寄り駅で、駅からはスクールバスで5分と立地は正直あまり良くありません。しかし、緑豊かで敷地が広く、多くの教室棟があるため、都会のキャンパスでは味わえないキャンパスライフとなります。
学食は昼時、かなり混んでいたので、生協で買ったり、お弁当を持ってくる子が多かった気がします。また、キッチンカーが日替わりで来ていて、時間に余裕がある時はたこ焼きやケバブ、クレープなどを楽しめます。 東大宮駅周辺はこれといって何もないのですが、人気のカレー店やカラオケ、ラーメン屋に行く人が多かったです
(私は通学時間が2時間と長かったので残念ながらあまり満喫できませんでしたが、カラオケにはよく行っていました!)。
【豊洲キャンパス】
豊洲キャンパスは東京メトロ有楽町線の豊洲駅から徒歩7分と立地は良いです。都会にあるため、大宮キャンパスのようなほのぼの感はありませんが、教室棟も研究棟もとてもきれいで、デザイン性に富んでいます。過去にはドラマ「ドクターX」の撮影で使われていました(私はこのドラマが大好きなので興奮しました(笑))。また、来年、2022年4月には新校舎ができます。
コロナでオンライン授業になっていたので、豊洲キャンパスについてはまだあまり詳しくないのですが、ららぽーと豊洲が近くにあるのはかなりメリットだと思います。 隣の駅はもんじゃ焼きで有名な月島駅なので、みんなで行くのもおすすめです!
学生・学生生活について
学生はまじめな人が多く、なかにはいい意味でオタッキーな人もいます(笑)。また、2つの付属校からの内部進学者と指定校・公募推薦による入学者以外の一般試験による入学者は、有名国公立大学や早慶、理科大が第一志望だった人が多いと思います。
理工系単科大学であるため、女子は少なく、学科によるばらつきはありますが全体では2割弱です。私の所属する応用化学科は比較的女子が多く3割弱です。入学当初は女子が少ないので不安でしたが、実験や授業を通して、女子だけでなく男子の友達もできました。むしろ男子は女子の私にはない発想を持っていたり、勉強を教えてくれたので、女子が少ないことのデメリットはあまり感じませんでした。
大学生といえば、みんな部活・サークル活動をしていると思いがちですが、私の周りは意外と何にも所属してない人が多かったです。特に1,2年次は授業が多く、試験勉強をしなくてはならない上に、実験レポートも書かなくてはならず、かなり忙しかったため、勉強・バイト・サークルの両立はなかなか難しいように感じました。わたしは通学時間が長かったこともあり、学校の課題とバイトで手一杯で、サークルには所属しませんでした。はじめはサークルに入らないと友達ができないのではないかと不安でしたが、友達は学科内で十分できたので、心配しなくて大丈夫です!
国際教育について
私立の理工系で唯一、スーパーグローバル大学(文部科学省のスーパーグローバル大学創成支援事業において、選出された大学のことで、2019年現在では37の大学が選ばれています)に選ばれた大学であるため、留学制度が充実しており、留学生の受け入れも積極的だと思います。また、「工学英語」や「化学英語」などといった理系ならではの英語の授業があり、英語の論文を読むうえでとても役に立ちます。奨学金制度の中で、大学院進学時にTOEICの点数が基準を満たせばもらえるものもあります。 他にも、「毎日学べる英会話」という、キャンパス内で、自分の授業がない(空きコマ)時や放課後に受講できる英会話のレッスンもありました。私は1,2年次に受講していました。これは習い事なのでお金はかかりますが、他の英会話教室よりかなり安く、しかも自分の好きな時間に行けるのでおすすめです。また、他の学部・学科の人と関わることができ、学期末やハロウィーン、クリスマスの時はみんなでお菓子を食べながらゲームをしたりと、とても楽しかったです。
卒業生の進路について
どの学部・学科も就職率が良いこともあり、大学院進学者は3割程度です。私は大学院に進学する予定で就活に関してあまり詳しくはわからないのですが、学校の面倒見が良いようです。
最後に
芝浦工業大学に入学して、まじめな校風や学生の雰囲気が自分には合っていたように感じましたし、理工系単科大学に進学して良かったと思うことも多々ありました。 受験時はどうしても知名度の高い大学を選びがちですが、理工学系に興味がある・大学でしっかり勉強したいという方にはおすすめです!ぜひ参考にしてください。
もしこの記事が良かったら Twitterと ↓にあるインスタのフォローといいね、をよろしくお願いします!