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岩手医科大学 医学部ってどんなところ?関東出身の新入生が体感した《セキララ》キャンパスレポート 岩手医科大のリアルライフを詳細報告!

はじめまして。令和3年に岩手医科大学医学部に入学した”りん” です。出身は神奈川県横浜市で、趣味は映画鑑賞、ラジオ、音楽です。中学・高校と吹奏楽部に所属し、トランペットを吹いていました。今は大学から歩いてすぐの寮から大学に通っています。すでに医学部に進路を決めた方はもちろん、今医学部に進路を決めようか迷っている方にも向けて僕が現在通っている岩手医科大学の紹介をしていきます。僕の記事が少しでも読者様の力になれば幸いです。よろしくお願いします!

学部横断的なユニークなカリキュラム

 岩手医科大学は医学部、歯学部、薬学部、看護学部の4学部からなる医療系総合大学です。

 4学部を同一キャンパスに設置し、学部の垣根を超えたユニークな教育カリキュラムを特徴としており、総合的な医療人の育成を目指しています。

 学生数は令和3年5月1日現在、医学部が782人、歯学部が311人、薬学部が452人、看護学部が364人となっており、合計1909人が在籍しています。

立地、周辺施設について 自転車ライフ!?の岩手医科大生たち

 岩手医科大学は主に2つのキャンパスからなり、一つは約11万坪もある大きな矢巾(やはば)キャンパスで、もう一つは盛岡駅から徒歩20分ほどの内丸キャンパスです。ほとんどの学生は矢巾キャンパスに通っており、内丸キャンパスの方には一部の歯学部の生徒が通っています。また、創立120周年記念事業として矢巾地区の方に高度治療・入院機能を持つ1000床規模の附属病院を2019年に開設し、以来岩手県の中核病院として地域医療に貢献しています。

  • 矢巾キャンパスへのアクセス

 矢巾(やはば)キャンパスはJR東北本線矢幅駅から徒歩20~30分ほどの場所に位置しています。盛岡駅から矢幅駅までは電車で約15分ほどですが、電車の本数は7時、8時台で1時間あたり4本と少なく、お世辞にも交通の便がいいとは言えません。しかし、矢巾地区には学生が住めるアパートやマンションがとても多く、学生の大半がキャンパス近辺に住んでいて、毎朝自転車や車で通学しています。また、医学部の1年生と医学部以外の希望者は矢巾キャンパスの隣に建設された学生寮(ドミトリー圭友館)で1年間寮生活をします。寮生活についてはまた後日、細かく書いた記事を載せたいと思いますので、楽しみにお待ちください。

 矢巾キャンパスの周辺施設についてです。ハッキリ言って、何もありません(笑)。“まだ”何もない、の方が正しいのかもしれません(笑)。と、いうのも矢巾地区に新病院が建設されてから色々な周辺施設が作られ始めているからです。矢巾キャンパスから矢幅駅までにはコンビニやホームセンター、美容院、スーパーマーケットやマクドナルドはありますが、どこに行くにしても徒歩で10分以上はかかるので、ほとんどは自転車や車で移動します。これから様々な施設ができるのを期待して待ちたいと思います(笑)

おススメの”やはぱーく”とはどんなところ!?

何もない矢巾ですが(笑)、その中で僕のお気に入りの場所を紹介したいと思います。矢幅駅から歩いてすぐの場所にある、“やはぱーく”という活動交流センターです。ここには、学習スペースや図書館などがあり、毎日矢巾町に住む人でにぎわっています。このやはぱーくで僕が紹介したいのは、大中小と3つあるスタジオです!僕は中高と吹奏楽部でトランペットをやってきたので、防音設備のあるスタジオが付いているこのスタジオは僕にとって聖域です!しかも、料金が安い!詳しくはホームページから分かりますが、僕が毎週利用している一番小さい1~2人用のスタジオは1時間200円で借りられます。横浜に住んでいた人間からすると、この値段は破格中の破格です!どうしても寮では大きい音は出せないので、このスタジオの存在はとても大きいです!

リンク: https://yahapark.jp/

岩手医科大 大学フォトライブラリー

【校舎外観 】矢巾キャンパスの入り口はロータリーになっており、バスも止まります。

【体育館】体育館は常時空いており、昼休みや放課後にバレーボールやバスケットボールをする人もいます。「健康運動科学」という授業が1年次にあり、授業の一環としてバレーボールやバドミントンをここで行います。

【図書館】図書館は矢巾と内丸にあり、約29万冊の資料を所有しています。データベースや電子版資料も充実しており、一部のものは学外からもアクセスできます。

【クラブ棟(琢誠館)】大学と寮の間に位置しています。クラブ活動用として使われていましたが、現在は閉鎖しています。

【学生寮(ドミトリー圭友館)】五階建ての寮で、1,4,5階は男子寮、2,3階は女子寮となっています。

【グラウンド】学生寮の隣にグラウンドがあります。早めに学校が終わった日などには寮の友達を誘ってキャッチボールやサッカーなどをしたりします。

【教室】医学部1年生の教室です。基本的に座学は一つの教室で行い、選択授業の時に別々の教室に散らばります。

【購買】キャンパスの中に丸善があり、大学で使う参考書や文房具などがそろっています。

【コンビニ】キャンパス内にはデイリーヤマザキがあり、毎日多くの学生が利用しています。

【食堂】図書館の真下に食堂があります。ワンコインでラーメンや定食が食べられます。ヤマザキ派と食堂派で学生は分かれるみたいです。

【自習室】大学内のいろいろな場所に自習室(自習スペース)があります。事前に予約をすると、冷房設備が整った個室を借りることができます。

男女比、地域比、浪人生について

 医学部の男女比はどの学年も男子が6~7割、女子が3~4割です。また、医学部の学生は東北出身の生徒が35%、関東出身が28%と東北、関東勢が6割以上を占めています。

ですが、ほかの地域からの人も少なくなく、様々な地域の友達を作ることができます。

浪人生は多く感じます。僕は1浪生ですが、同じ1浪生や現役生の友達よりも2浪生以上の年上の友達の方が多いです。一度大学を出てから再入学した人もいて、1年生だけでも18歳から30代まで幅広い年齢層が集まっています。はじめはジェネレーションギャップに驚くこともありますが、すぐに年齢差を気にすることなく話すことができます。

岩手医科大 医学部生の1週間

岩手医科大学は一時限90分で区切られており、毎日8:50から授業が始まります。

前期は月曜から金曜までのほとんどが4限まであり大変でしたが、後期になってからは月曜日の1限が空くなどして少し楽になりました。土曜日と日曜日は休みで、各々部屋や学校で勉強したり、自動車学校に行ったり、盛岡に遊びに行ったりと自由に過ごしています。

留年について

ここで、少し恐ろしい話、留年についてです。現在、医学部1年生は全体で140人いますが、そのうちの20人は留年生です。この留年生の割合は私大医学部の中でも高いです。実際に留年生に話を聞いてみると、

「大学の勉強を舐めていた」や、「授業をサボる日が多かった」などの原因があったそうです。

のちほど前期試験について少し触れますが、医学部に入ることはゴールではなく、スタートなのだと痛感します。

岩手医科大学とコロナ

 学校紹介の最後は、コロナウイルス対策についてです。僕たち学生は県外に外出をする際、大学側に県外外出の許可を申請しなければいけない決まりとなっており、無断の県外外出が発覚した人には処分が下されます。大学生のみの大人数での会食にも大学側は目を光らせており、1年生は何度か注意を受けました。また、2021年度は5月の下旬に学内で陽性者がでており、2週間の自宅隔離生活、およびZOOM授業を強いられました。岩手県も独自の緊急事態宣言を発令するなど、感染拡大対策に力を入れています。そのこともあり、いまだに部活動やサークル活動は活動停止状態が続いています。

前期授業を終えて ~ 物理選択者の生物フォロー授業について~

 前期の授業は、心理学や行動科学といった教養科目が多く、生物に関しても、専門的な生物の授業よりも物理選択者が後期の生物の講義に追いつくための授業が多く組み込まれていました。前期試験は例年通りではない部分もあり、大学から生物を始めた人は苦戦していた印象を受けました。一夜漬けに頼って生物を勉強した人の中には、点数が足りず、追試験が確定してしまった人もいました。

後期に入り、生物の専門的な授業や、大学の化学、物理の授業などが急に増えました。授業を聞いて復習するのはもちろん、友達との教え合いなどのグループラーニングが重要になっていくでしょう。

最後に

 今回は岩手医科大学とはどんなところかを知っていただきたく、記事を書きました。岩手に来てから半年が経ち、いいところも悪いところも少しずつ分かってきました。そんな僕が一つ言えるのは、「岩手に来て良かった」ということです。理由は、なんといっても新しくできた友達です。毎日の生活の至るところに友達を作る場面があり、同じ志を持った友達がどんどん増えていきます。十人十色の性格や価値観が複雑に絡み合い、それに悩むときもありますが、それすらも楽しいと思えるほどの、人間関係に充実した大学生活を送ることができます。ぜひ岩手医科大学への入学を考えてみてください。これからも記事を更新していきたいと思いますので、お楽しみに!

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りん
岩手医科大学医学部1 年生です。出身は神奈川県横浜市で、趣味は映画鑑賞、ラジオ、音楽です。中学・高校と吹奏楽部に所属し、トランペットを吹いていました。今は大学から歩いてすぐの寮から大学に通っています。すでに医学部に進路を決めた方はもちろん、今医学部に進路を決めようか迷っている方にも向けて記事を書いていきます。僕の記事が少しでも読者様の力になれば幸いです。よろしくお願いします!