目次
アットホームな雰囲気を作り出す様々な仕掛け
こんにちは。順天堂大学医学部医学科に通う4年生の ゆうき です。今回は私が在籍している大学について、雰囲気、立地、カリキュラム、グローバルな取り組み、学費、最後にメッセージ、と項目をつけながら紹介していきます。興味がある項目だけでも読んでいただけたら嬉しいです。
順天堂大学では学生同士の間はもちろんのこと、先生や職員の方との間にも、とてもアットホームな雰囲気が流れています。その雰囲気の根底にあるのは、順天堂大学全体としての仲の良さと学生生活を送る上での安心感だと思います。ここではこのような雰囲気を作り出しているいくつかのポイントを挙げます。
まずは先生と学生との関係性についてお話します。順天堂大学には個性的な先生や、テレビなどに出演しているような有名な先生も多く、内容の難しい授業でも興味深く聞くことができます。また、「フレッシュマンキャンプ」や「外科医と語る会」など、そのような有名な先生も参加されてお話しできるイベントが用意されており、医師としてのリアルな将来像を思い描きやすい環境です。入学時から生徒数人ごとに担任の先生が一人付き、学生生活の悩みや成績のことを気軽に相談できる体制も整っています。
次に職員の方と学生の関係性についてです。授業を受ける建物の中には、「学生課」が設けられていて、常時職員の方が生徒の学生生活の中での質問に対応してくれます。怪我や病気による欠席や遅刻、部活のことなどで相談したい際には授業間などの短い時間でもすぐに聞きに行けるため、とても安心感があります。
また、順天堂大学の最大の魅力と言っても良いのが、他学部との交流が盛んなことです。一年生は千葉県 酒々井（しすい）にある寮に入って、スポーツ健康学部の学生と共同生活を送ります。自分とは異なる分野で頑張っている人を見ることは私自身刺激になりましたし、協調性を学ぶ場にもなりました。医学部の学生同士も仲が良く、実習でも頻繁に班のメンバーが変わるため、学年全員と仲良くなることができます。部活によっては看護学部や国際教養学部とも交流があります。
１年時のキャンパス
例年、一年生では千葉県の酒々井駅（しすいえき）から徒歩20分ほどの寮に入り、寮に直結しているキャンパスで授業を受けます。敷地内は広く、大きなジムやグラウンドなどがあってスポーツ健康科学の学生だけでなく、医学部生でも利用できます。主に移動は自転車で、近くの定食屋やスーパー、時にはバスに乗って酒々井のアウトレットで買い物を楽しみます。
２年時以降のキャンパス
二年生からは寮を出て、御茶ノ水駅と水道橋駅の間にある病院の隣にある本郷キャンパスで授業を受けます。キャンパスと言っても一つのビルで、敷地は狭くなりますが周辺施設が一気に充実します。昼食を食べに行く定食屋のバラエティはとても豊富で、東京ドームシティにも歩いて遊びに行くことができます。
４年時から病院実習がスタート
四年生からは病院実習が始まり、本郷、練馬、浦安、越谷、静岡、江東区にある附属病院を転々として見学します。卒業してから順天堂大学附属病院で働く先輩方も多いです。
カリキュラムについて
おおまかなカリキュラムとしては、
１年次では統計や化学といった一般教養を主に学びます。
２年次から３年次の半ばまで解剖や身体の仕組みなどの基礎医学を学びます。
そして3年次後半から４年次の夏までは臨床医学を学びます。
４年までは、定期試験は1か月に約1回の頻度で実施され、試験勉強を頻繁にする必要がありますが、自分が周りに比べ遅れている範囲がわかりやすいことや、遅れてもすぐ取り戻せるというメリットがあります。また一科目の全授業数の３分の２以上は出席していないと試験を受けさせてもらえないという注意事項もあります。
４年生の夏に行われる試験（CBT）を合格したら、その後の病院実習に参加することができます。病院実習は６年生の前半まで続き、その後は卒業試験、国家試験に合格して医師免許を得ることができます。 また、順天堂大学ではグローバルな人材を育成することに力を入れており、４年次まで毎週英語の授業があります。
順天堂大学の英語教育について
まず順天堂大学受験時にTOEFL-iBTやIELTS、英語検定などで良いスコアを持っている場合に加点がされる制度があります。実際に学内に英語が得意な人が多い傾向があるように感じます。 毎週ある英語の授業では実際にTOEFL-iBTを想定した教材を扱い、TOEFLやIELTSに関しては入学後にもスコアアップ講習が通常授業のほかに用意されています。在学中にUSMLE（米国医師免許試験）を取得できる仕組みや、海外病院に見学に行ける仕組みも整っていて、将来海外で活躍したい人にはおすすめです。
学費について
順天堂大学は全国の私立医学部の中では学費が安い大学の１つです。実際に学費の関係で、同級生にも国立大学と、順天堂大学と同じ価格帯の学費の私立の学校しか受けていないという話も多く聞きます。 また、順天堂大学は全員６年で卒業という目標を掲げていて、留年はほとんどしません。つまり、最初に大学が設定している学費より多く払うことはほぼありません。留年が少ない理由の一つとして、学校、全員で勉強する風土を推奨していることがあげられると思います。周りが勉強していると、やる気が出ますし、先輩から流れてきた情報も学年全体に行き届いているように感じます。その結果、国家試験の合格率も毎年上位をキープしています。
順天堂大学を目指す皆さんへ
私はあまり大学の受験勉強は得意な方ではなく、一次試験の手ごたえも正直良くはありませんでした。しかし二次試験の面接では３０分以上かけて今まで頑張ったことや自分の興味のあることを聞いてもらいました。面接では人格や何かに打ち込むエネルギーが評価されていたのではないかと今では思います。同じ学年の人を見ても、そのような人が多く見られます。コロナ禍でこれからの大学生活に不安を感じている方も多いと思いますが、順天堂大学に入学されたらきっと良い友達に恵まれた学生生活を送ることができるでしょう。
簡単ではありましたが、順天堂大学について紹介させていただきました。まだまだ書ききれなかった魅力はありますが、この記事を読んで少しでも順天堂大学に興味を持っていただけたら幸いです。
もしこの記事が良かったら Twitterと ↓にあるインスタのフォローといいね、をよろしくお願いします！
