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お茶の水女子大学 生活科学部 人間生活学科ってどんなところ!?こじんまりとアットホームな小規模女子国立大学の魅力!

お茶の水女子大学 大学院 博士前期課程 1年のりさです。学部時代はお茶の水女子大学生活科学部人間生活学科に在籍しており、大学院に内部進学しました。少人数の大学ということもあり、情報が少ないと思うので、今まで通っていて感じたお茶大の魅力をお伝えできたらと思います。

はじめまして。今回は、私が在学しているお茶の水女子大学(以下、お茶大)についてご紹介します。

〈立地〉について

お茶の水女子大学は 東京都文京区にあり、最寄り駅は東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷」駅東京メトロ有楽町線「護国寺」駅です。池袋駅が近いため、友人と出かける時は池袋に行くことが多いです。近隣には、筑波大学附属中高や跡見学園中高、拓殖大学など学校が多くあり、静かで落ち着いた場所です。お茶大は乳幼児施設から大学院まで一つのキャンパスにあり、構内ではお散歩している小さな子どもたちとすれ違うこともよくあります。

大学本館の中庭

〈学部・学科〉について

お茶の水女子大学には以下の学部・学科があります。

  1. 文教育学部

人文科学科、言語文化学科、人間社会科学科、芸術・表現行動学科

  1. 理学部

数学科、物理学科、化学科、生物学科、情報科学科

  1. 生活科学部

食物栄養学科、人間・環境科学科、人間生活学科、心理学科

〈施設〉について

大学本館大学講堂「徽音堂(きいんどう)」附属幼稚園園舎大学正門有形文化財に登録されており、厳かな雰囲気があります。生活科学部の授業は主に大学本館で行われています。

講堂「徽音堂」の桜のステンドグラス

一方で、最近新しくできた施設もたくさんあります。大学附属図書館は増築・改修され、2018年にリニューアルオープンしました。グループ学習ができるスペースや、静かに集中して勉強できる場所、LALA(Library Academic Learning Adviser)という学習支援サポーターの大学院生が学習や研究の相談に応じてくれるスペースなど、さまざまなタイプの学習スペースがあり、目的に応じて快適に過ごすことができます。2019年3月には大学の正門脇にカフェができ、生協や学食に加えて飲食スペースの選択肢が増えました。2022年4月にはキャンパス内に新しく学生寮が開寮される予定です。

〈学生〉について

お茶の水女子大学は 北海道から沖縄まで全国さまざまな出身地の学生がいます。地方出身者で一人暮らしをしている人は、都内か埼玉県に住んでいる人が多い印象です。

学生は勉強熱心で芯のある人が多く、尊敬できる人ばかりです。また、互いの価値観を尊重することのできる人が多いので、それぞれが自分の個性を大切にしながら過ごすことができます。周りの学生に恵まれているという点は、私がお茶大に入学して良かったと思う一番のポイントです。

〈授業〉について

お茶の水女子大学は 専門科目では受講者が30人ほどの授業が多く、少ないときは受講者5人だけという授業もありました。少人数の授業が多いことから、授業内で学生が発言する機会も多いのですが、他の学生の鋭い意見に気付かされることがたくさんあり、とても刺激になっています。出席が重視される授業が多いですが、お茶大生はみな真面目なので、きちんと毎回出席している学生がほとんどです。また、年間で履修できる単位数に上限を設けている大学が多い中、お茶大は単位数の上限がないため、興味のある授業をたくさん履修することができます。

大学本館教室(生活科学部が主に授業で使用)

授業形態は学部・学科によって異なりますが、保育学を専攻している場合、お茶大には、

① 附属幼稚園

② 教職員や学生の子どものための保育施設

③ こども園という3つの乳幼児施設

があるため、子どもの様子を観察したり、インターンシップ生として実際に子どもと関わったりするなど実践的に学ぶ機会が多いです。また、各乳幼児施設の先生から直接お話を聞く機会もあるため、さまざまな側面から考えを深めていくことができるということに魅力を感じています。

保育を専攻していなくても、教員免許取得を希望している場合は、大学2年次から附属校(幼稚園〜高校)でインターンシップを行うこともできます。

〈少人数教育〉

1学年約500人、大学院生含めた学生全体でも約3000人と規模の小さな大学です。学科やコースに分かれると、高校時代の1クラスよりも人数が少ないため、すぐに同期と仲良くなることができます。

また、先生1人に対する学生数が少ないこともあり、先生と学生の距離が近いのが特徴です。そのため、質問や相談がしやすく、主体的に学びを深めていくことができます。特に、昨年はコロナの影響で、卒論研究の見通しがつかず不安も多かったのですが、先生は学生一人ひとりにとても親身になって相談にのってくださり、改めて少人数制であることの良さを実感しました。

〈文理融合リベラルアーツ〉

文理融合リベラルアーツは、他大学での教養科目にあたる授業です。「生命と環境」「色・音・香」「生活世界の安全保障」「ことばと世界」「ジェンダー」という5つのテーマがあり、文系・理系の枠組みを超えたさまざまな授業が開講されています。自分の専攻だけではない様々な学問分野との出会いがあり、授業で学んだことを自分の専門領域と結びつけて考えることで、多角的に物事を捉える力がつきます。

私は保育学を専攻していますが、環境デザインや生命科学、オノマトペについての授業が私にとっては特に楽しかったです。このように幅広い分野の授業を履修したことで、視野が大きく広がったと感じています。シラバスを読んでみると面白そうな授業がたくさんあり、時間割を組むのがいつも大変でした(笑)

〈複数プログラム選択履修制度〉

文教育学部人文科学科・言語文化学科・人間社会科学科、生活科学部人間生活学科は、2年次から専門のコース(主プログラム)に分かれます。そのため、1年次は自分の興味のある分野の授業を幅広く履修し、自分の専門分野をじっくり決めていくことができます。

また、3年次には、専門分野をさらに深く学びたいなら「強化プログラム」、複数の専門領域を横断的に学びたいなら「副プログラム」、学際的に学びたいなら「学際プログラム」というように、学生一人ひとりの関心に合わせてプログラムを選択することができます。

お茶大は学生数が少ないため、尊敬できる友人や先生と近い距離で充実した学びが実現できます。また、多様な学び方ができるため、専門分野はもちろん、専門以外の異なる学問分野についても理解を深めることができ、思考の幅が広がります。これを読んで少しでもお茶大に興味を持ってくださったら幸いです。

附属図書館の入り口でお昼寝している「お茶ネコ」。お茶大生から愛されています。

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ABOUT US
りさ
お茶の水女子大学 大学院 博士前期課程 1年のりさです。学部時代はお茶の水女子大学生活科学部人間生活学科に在籍しており、大学院に内部進学しました。少人数の大学ということもあり、情報が少ないと思うので、今まで通っていて感じたお茶大の魅力をお伝えできたらと思います。