はじめまして、早稲田大学商学部1年の詩(うた)です。高校一年生でのインターンシップの体験をきっかけに商学部に興味を持ちました。多くの大学のオープンキャンパスに赴き、学校の雰囲気が良かったことやオンラインでの模擬講義が面白かったという点から早稲田大学を志望し、この春入学しました。今回は、一年生の視点から早稲田大学の魅力を少しでもお伝えできたらいいなと思います!
立地について
早稲田大学は、早稲田キャンパス、戸山キャンパス、西早稲田キャンパス、所沢キャンパスの4つに分かれています。以下キャンパス名と所属している学部です。
- 早稲田キャンパス
…政治経済学部、法学部、教育学部、商学部、社会科学部、国際教養学部
- 戸山キャンパス
…文学部、文化構想学部
- 西早稲田キャンパス
…基幹理工学部、創造理工学部、先進理工学部
- 所沢キャンパス
…人間科学部、スポーツ科学部
早稲田キャンパスと戸山キャンパスは東京メトロ東西線の早稲田駅から徒歩約10分、西早稲田キャンパスは東京メトロ副都心線西早稲田駅から直通、所沢キャンパスは西武池袋線 小手指駅よりバスで約20分です。
早稲田駅ではいわゆる「ワセメシ」が盛んで、生徒にもとても人気です。有名な油そばや、おしゃれなカフェまで早稲田駅で楽しめます。また、高田馬場や新宿、池袋に近いため、授業の帰りに友達や先輩と遊びに行く人もたくさんいます。
施設について
早稲田キャンパス内にはセブンイレブンやファミリーマートといったコンビニエンスストア、自習やzoomの授業を受けることが出来る中央図書館があり、一日中キャンパス内で過ごすことが出来ます。
また、戸山キャンパス、西早稲田キャンパスにはそれぞれスターバックス、タリーズコーヒーといったカフェもあり、多くの学生がくつろいだり勉強をしたりしています。また、大隈講堂では学部入学式や芸術祭が開かれ、入学式で多くの学生が記念写真を撮ります。
そして、スポーツ施設もたくさんあることが特徴的です。早稲田・戸山キャンパスには室内競技を行える体育館が、所沢キャンパスにはテニスやアーチェリーが出来るグラウンドや屋内プールがあります。
生徒について
早稲田大学の総生徒数はおよそ4万人と日本でトップレベルの多さです。
この理由として挙げられるのが、留学生の積極的な受け入れだと思います。他大学に比べて留学生を積極的に受け入れ、また交換留学制度も多く利用されているため、キャンパス内を歩いていると必ず外国人の方を見かけます。このように多様な生徒が集まっていることが早稲田大学の魅力の一つだと思います。
また、多くの一年生が将来どのような職種の企業につきたいかを考え、熱心に勉強している印象です。サークルや授業で知り合った先輩も、インターンのことや、特にためになった講義の情報などを親身になって教えてくれます。
授業について
早稲田大学の授業は対面授業とオンライン授業の2つで成り立っています。早稲田大学はmoodleというオンラインシステムをいち早く導入し、コロナ禍において迅速にオンライン授業に切り替えていました。そのため、多くの教授がmoodleの機能を活かして、有意義な講義を行ってくれています。
現在は、一年生の必修科目や、語学の授業などは対面であることが多いですが、300人以上の履修者がいる授業の多くはオンライン授業です。
オンライン授業の中でもリアルタイムで配信される授業とオンデマンドでの授業があります。どちらも教授から出された課題にコメントを付けて提出したり、授業中に発言したりと、教授との直接的なコミュニケーションをとることが出来ます。
特に、Tutorial Englishという英語の授業では外国人の先生1人と学部の垣根を超えた生徒4人でオンライン英会話が出来ます。他学部の生徒と関われる数少ない機会であり、少人数で英語を話すことでスピーキング能力が一段と上がります。
商学部のカリキュラムについて
早稲田大学の商学部には学科というものが存在しません!
1、2年生はセメスター制といって、広く基礎知識を学びます。
3年生から、専門知識を高めるために、「経営」「会計」「マーケティング・国際ビジネス」「金融・保険」「経済」「産業」の6つのトラックから1つを選択して履修していきます。
この「トラック」というものが他学部でいう「学科」のようなものだととらえていただけると、分かりやすいと思います。このシステムは、大学に入学してから、自分がどの分野に興味があるのか、あるいは就職したいかということを2年間じっくり考えられるという点がとてもいいところだと思います。
商学部の試験について
春学期と秋学期にそれぞれ期末テストがあります。科目によっては中間テストがあったり期末レポートだったりする場合もあります。いずれも授業に出席して、教授の話を聞き課題をこなしていれば難しくありません。
テスト前には、同じ授業を取っている友達とラウンジや図書館で一緒に勉強することが多いのでそこで仲良くなれることも多々あります!
オープン科目について
オープン科目とは、各学部およびGlobal Education Center(GEC)が提供している、自らの所属学部の垣根を越えて履修することができる科目のことです。
講義以外にも、体育科目で実技を学んだり、卒業後を見据えたキャリア形成のためにインターンシップに行ったり、興味のある語学を応用的に学んだりできます。
GECには大きく分けて、基盤教育、リベラルアーツ、人間的力量育成、言語教育の4つのフィールドがあります。
基盤教育に所属する講義では、早稲田大学において、すべての学問に必要とされている「アカデミック・ライティング」「数学」「英語」「データ科学」「情報」のスキルを身に着けることができます。
リベラルアーツでは「教養科目」「スポーツ実技科目」「寄附講座・提携講座」を学ぶことができます。
さらに人間的力量育成として、インターンシップやボランティアに参加したり、言語教育として必修で学べない好きな言語を極めたりすることもできます。
今自分がやりたいことをかなえられる、早稲田大学らしいシステムにだと思います。
寄附講座・提携講座について
上記で述べたオープン科目の中でも、商学部生に特に人気な講座である寄附講座・提携講座を紹介します。
寄附講座・提携講座とは企業や公的機関、NPOの寄附によって開講される講座です。
商学部に開講されている講座では、いなば食品株式会社や株式会社電通デジタルといった企業によって、企業の存在意義や経営学について直接学ぶことができます。実際に企業で働いている方の講義が身近にあるという点が、とても恵まれた環境だと思います。
今回は早稲田大学と特に所属している商学部について簡単に紹介させていただきました。早稲田大学では、「学部教育」だけでなく、「全学共通教育」がとても充実しているため、「今やりたい」をかなえることができる環境が整っています。このブログを読んでくださった皆さんに、少しでも早稲田大学の魅力が伝わっていれば幸いです。