はじめましてnonです。現在明治学院大学経済学部経済学科に通っております。受験生の皆さんに少しでも有益な情報をお届けできればと思います。
明治学院大学について
明治学院大学は、文学部、経済学部、法学部、国際学部、社会学部、心理学部の6学部16学科からなるキリスト教系の大学です。都内にある私立大学の中では慶應義塾大学や学習院大学に次いで長い歴史を持つ伝統のある大学であり、キリスト教系の学校の中では日本最古の歴史を持ちます。現在は文系学部のみではありますが、2024年に初の理系学部となる「情報数理学部」を新設予定であるので理系の皆さんも要チェックな大学です。
キャンパス・立地
まず、立地についてです。
明治学院大学には白金キャンパスと横浜キャンパスがあります。
メインキャンパスとなる白金キャンパスは品川駅や白金高輪駅を最寄り駅とし、都市部へのアクセスも良くキャンパス周辺にはお洒落なカフェや飲食店が充実しています。伝統的な建物も多い白金キャンパスの中には国の重要文化財に指定されているインブリー館やパイプオルガンの音色が響くチャペルがあります。
横浜キャンパスは横浜に近い戸塚駅を最寄り駅とし、自然豊かな森に囲まれた広々としたキャンパスです。読書だけではなく、アクティブコモンズなどの主体的に学べる機能のついた図書館やモダンなチャペル、大きなフィールドがあります。
国際学部の学生は1〜4年次まで横浜キャンパスで過ごしますが、その他の学部の学生は主に1.2年次を横浜キャンパスで過ごし、3.4年次を白金キャンパスで過ごします。中でも、経済学部と社会学部の学生は2年次から白金キャンパスで開講している専門科目を受講可能な為、自身も今年度から白金キャンパスでのキャンパスライフを送っています。
カリキュラム
明治学院大学経済学部には経済学科、経営学科、国際経営学科の3学科から構成されています。私が所属している経済学科では、経済学を通じて経済問題や金融システムの分析など、研究を通じて行なっていきます。殆どの学生が経済学について学ぶ事が初めてな為、経済学の基礎から学び理解を深めていきます。
- 1年次
この学年では主に教養科目と経済の入門科目を学んでいきます。経済学の基礎を修得する為にデータ処理分析能力を養う科目や数学、統計学などを扱います。中でも、少人数制の「基礎演習」は問題意識を養う事や苦手な分野を克服するのに最適です。
経済学科では、言語系科目が必修とされているのは一年次のみであり、2年次以降は選択科目となります。一年次は、英語に加え第二外国語を6ヶ国語の中から選び受講します。英語に関しては入学前に受けたレベル分けテストの結果を加味して習熟度別英語クラスになります。
また、キリスト教主義の大学なので「キリスト教の基礎」を1年生全員が履修します。
- 2年次
経済学科の大きな特徴として、2年次からのコース制度があります。1年次に入門科目で基礎を固めた上で、各々の興味に合わせた専門教育が行われます。
コースは、
①公務員や税理士を目指すポリシー・アナリシスコース
②企業、組織の成り立ちや経営に携わる企業・制度デザインコース
③グローバル企業や国際組織での活躍を目指すグローバル・スタディーズコース
の全3コースから構成されています。それぞれのコース毎に重きを置く専門科目は変化しますが他のコース群の科目を自身で選択することも可能です。各コースには定員があり、希望を出した上で1年時の成績によって決定されます。
- 3・4年次
2年次でコース毎に初級専門科目を学び専門知識をつけた上で、より高度な専門科目を学ぶために3・4年次は専門性の高い科目を履修します。また、3年生になるとゼミも始まります。2年後期からゼミ選考が始まるので、自身の興味のある研究分野別にゼミを選び選考を突破した学生のみが所属できます。ただし、経済学部の卒業条件にゼミへの所属は必須では無いため所属しない学生もいます。
また、3年次で完結する1年間のゼミと3・4年通して行われる2年間のゼミがあるので学生によって3・4年次の履修形態が変わります。ゼミに所属した場合のみテーマ別に研究を行い卒業論文の執筆、発表を行います。
学生生活
明治学院大学の学生は地方出身の学生の割合も多く、大学周辺で一人暮らしをしている学生も多いです。サークル活動は、コロナの影響でなかなか活動が難しい為、例年に比べて入っている子が減少している印象があります。アルバイトに関しては、オンライン授業も多いのでシフト数を多くしたり、掛け持ちしている学生も周りに多くいます。
新設の情報数理学部について
明治学院大学初となる理系学部「情報数理学部・情報数理学科」の新設が2024年に決まりました。この学部では、情報技術の動きを数理の視点で学ぶことを通じ、問題解決能力や情報技術適応能力を身につける方に加え、明治学院大学の教育理念である”Do for Others”を情報数理科学の力で体現できるようになることを目指しています。1.2年次は情報数理系の基礎科目に加えプログラミング、情報倫理などを学びます。3年次からは①数理・量子情報コース②AI・データサイエンスコース③情報システム・セキュリティコースに分かれ3.4年の2年間を通じてさらに専門的な履修を行います。