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東京慈恵会医科大学 医学部 医学科ってどんなところ!?~立地偏差値日本一&ドラマ「インハンド」の監修も慈恵会の教授だったりと魅力満載の人気医大の中身とは?

東京慈恵会医科大学医学部医学科3年です。東京で生まれ育った都会っ子です。地方の国立医学部にも合格を頂きましたが、自分の都会思考が強く、将来も都会で働きたいことを考えて慈恵に入学しました。現在は自宅から大学まで通っており、通学時間は約1時間弱です。バイトは週3ほどやっております。部活は運動部に所属していますが、コロナ下の状況で、活動はできていません。今回の紹介を通じて少しでも慈恵の魅力を感じていただけると幸いです。

最大の魅力の一つである大学の立地!

東京慈恵会医科大学は、医学部医学科医学部看護科の2つの科から成ります。

キャンパスは、新橋キャンパス国領キャンパスがあり、1年次の授業と部活動は国領キャンパスで行います。2年次以降は新橋キャンパスです。主な附属病院には、柏、国領にある第三病院、葛飾などがあります。新橋の本院は、外来棟が2020年にリニューアルオープンし、とてもきれいになりました。残念ながら現在は学生は立ち寄れませんが、病院の中にはDEAN&DELUCAもあります。

慈恵の最大の魅力といえば、なんといってもその立地です。立地偏差値は日本一とも言われています。最寄り駅は複数あり、新橋、御成門、神谷町、虎ノ門、霞ヶ関、などがあげられます。電車に乗れば、銀座や六本木、東京駅などに10分以内でいけるため、放課後や、登校前にはその付近でご飯を食べたり、カフェに行ったりしています。社会人になればお洒落なカフェでゆっくりしたり、平日にランチしたり、などは難しくなってしまうため、ご飯やカフェ巡りをできるのは大学生の特権です!そのような場所は近くに行ききれないほど沢山あるので、大学生活を謳歌できることは間違いありません。

また、最寄り駅が多いことは、どの線を使っても登校できるため、アクセスが非常に良いです。新橋、御成門、神谷町を使っている人が同じくらいの割合で、虎ノ門、霞ヶ関が少数派なように感じます。

もう一つの魅力、アドバイザー制度について

慈恵のもう一つの大きな魅力として、学生と教授の距離の近さにあります。1、2年次にはアドバイザー制度といって、5~6人または2~3人に1人の先生が指定されます。特にこのグループで何か行動するわけではありませんが、日々不安に思っていることがあれば、すぐに先生に相談することができます。コロナになる前では、年に2回食事会といって、プライベートで先生と食事に行くことができており、とても親しくなることができます。

学生について

男女比は、男子が約6割女子は約4割です。女子の方がやや少ないですが、医学部としては平均的な数字です。他の理系学部に比べたら女子は多い方だと思います。

現浪比ですが、現役が半数よりやや多いです。浪人では、1浪が最も多く、2浪は10人弱です。再受験生は、数名程度ですが、存在します。

地方生も数名存在し、静岡や高知など、場所は様々です。現浪について、出身都道府県、出身高校などは、慈恵のホームページに詳細な数が公表されているので、もっと詳しく知りたい方は調べてみてください。

授業について

大まかには1年次教養2,3年次基礎医学4~6年次臨床医学となっています。

1年次は国領キャンパスで講義を受けます。また、1年次には唯一自ら選択することができる社会を学びます。また、これは看護科との合同授業になります。その他は、数学や、物理、化学、生物など、理系教科が中心です。

2年になると、解剖、組織などが始まり、医学部っぽい授業になっていきます。

3年では、基礎医学の続きを学びます。他の大学では、器官系別(循環器や消化器など)で学ぶことが多いと思いますが、慈恵では、2年次はそのような区別ですが、3年前期では栄養科学やヒトの時間生物学、病因病態学など、器官系ではなく、それらを横断したような教科になっていて、非常に特殊で面白いと感じています。

また、3年後期では、寄生虫ウイルスを勉強します。ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、慈恵には、山下智久さんが主演した「インハンド」というドラマの監修をした有名な寄生虫の教授がいます。そのため、3年後期の寄生虫やウイルス学には特に力を入れています。

3年と4年の間には、6週間の研究室配属があり、全員研究室を体験します。ただ、研究をしたいという人は、「医学研究」というプラスαのユニットも存在するので、何年からでも研究を始めることができます。

(みらい編集部のつぶやき)

公式サイト⇒ TBS金曜ドラマインハンド

東京慈恵会大を目指す方は、この機会に東京慈恵会医科大の教授について調べてみましょう。慈恵の先生方は、コロナ感染症のニュースなどでもコメンテーターとしてたくさん活躍されています。医大を目指す方で慈恵を受験される方は、志望動機に教授の名前を挙げることもおススメです。

コロナでの変化

新型コロナウイルスの流行により、授業形式は大きく変わりました。

講義は全てオンラインになりました。受ける時間が指定されているわけではないので、自分の好きな時間に講義を受けることができるようになっています。

また、実験など、手を動かさなければならないもの以外は、実習でもオンラインになっています。例えば、実験は登校して行いますが、結果につて議論する場合はzoomで行います。また、時差投稿や、密にならないように学年を半分に分けて登校時間を変える、教室を変えるなどの対策も取られています。

試験について

慈恵は2学期制のため、試験は学年によっても異なりますが、8,9月と、1,2月に1回ずつのことが多いです。一つ、学生にとって苦しい点は、試験は休み明けにあるということです。授業自体は、7月12月に終わります。カレンダー上では夏休み、冬休みとされている期間は試験勉強期間となるので、まとまった休みは学年の境の春休みしか実質ありません。試験が終わると、1週間もたたずに次の学期が始まってしまいます。

次に、試験の形式について紹介します。形式は1年~2年前期2年後期~3年4年以降で異なります。

1年、2年前期までは、形式的には中学や高校までの定期試験とあまり変わりません。一つの教科につき、一つの試験が課され、教科ごとに評価されます。1日1教科ずつで、教科数は5~6個でした。

2年後期から3年にかけては試験形式が大きく変わります。一つの大きな変化としては、口頭試問が加わります。一応テーマは与えられますが、範囲としては、全教科の全範囲なので、一夜漬けで対応できる試験ではありません。また、筆記試験も変化します。1教科につき、MCQと論述という2種類の試験を受けます。MCQとは、全問選択肢問題から構成され、マーク形式です。論述とはその名の通り、記述問題のみになります。また、ユニットとしては、基礎医学という大きな一つのユニットになるので、例えば3年前期では13個の教科が存在しますが、13個の教科がまとめて1つの単位になります。そのため、1日に3~4教科試験があります。

今回は慈恵について、かいつまんで紹介させていただきました。少しでも慈恵について知って、興味を持ってくださっていれば嬉しいです。

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東京慈恵会医科大学医学部医学科3年です。東京で生まれ育った都会っ子です。地方の国立医学部にも合格を頂きましたが、自分の都会思考が強く、将来も都会で働きたいことを考えて慈恵に入学しました。 現在は自宅から大学まで通っており、通学時間は約1時間弱です。バイトは週3ほどやっております。部活は運動部に所属していますが、コロナ下の状況で、活動はできていません。 今回の紹介を通じて少しでも慈恵の魅力を感じていただけると幸いです。