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国際医療福祉大 医学部【第二弾】~全部英語で授業らしいけど実際どの程度英語は大変か?現2年生による報告

はじめに

はじまして、国際医療福祉大学の医学部医学科に通っているだいきと申します。現在2年生(4期生)で、入学した時には既にコロナ禍だったので、普段の学生生活とは少し違うかもしれませんが、少しでも皆さんの参考になれば嬉しいです。 大学の基本的な情報については「なぎさ」さんが書かれているのでそちらを参考にして下さい。

☞なぎさ さんの記事はこちら

 ということで私は主に大学生活や勉強のことについて書いていこうと思います。

コロナ禍での授業は?

一応先程も書きましたが、私が入学した時は既にコロナ禍で初めて緊急事態宣言が出された時期であり、授業開始が4月後半まで延期され、1学期の間は全てオンライン授業が行われました。2学期と3学期は基本的にオンラインと対面のハイブリットとなり、オンラインで受けたい人はオンラインで、それ以外の人は対面で授業を受けていました。このような状況での授業でしたので、本来の対面授業とは少し違った感じだったかもしれませんが、参考にしていただければ幸いです。ちなみに、今年度(2021年4月)からはほぼ全ての授業(実習含む)が対面で行われています。

1年次の授業について

  それでは1年時に履修する教科について見ていきましょう。

まず、1年の1学期です。1年の1学期では英語Ⅰ(〜5月頃)・Ⅱ(6月頃〜学年末)・医療プロフェッショナリズムⅠ(〜学年末)・選択教養科目(死生学・医学史・国際関係論・芸術政策論などから2つ)・法と医療・社会保障と医療制度・医療生物学・医療化学・医療物理学・医療面接身体診察Ⅰ・医療入門正常解剖演習という科目を取ることになります。 これ以外にも選択科目で生物学・物理学・第二外国語などの科目も取ることができます。(ただし、これらの科目は進級には関係ありません。)

英語の授業の実態は?

この中でも今回は英語について重点的に見ていきたいと思います。

おそらく、この大学を目指している方や入学される方で気になっているのはやはり英語ではないでしょうか? 実際、入学してすぐの時期は英語Ⅰという科目が1日3限(1限60分)あり、他の科目も英語で行われるものが多いため、本当に英語漬けの日々を送ることになります。たまに1日6限全て英語の日があるのですが、6限目にもなってくると私は発狂しそうになっていました(笑)。

さらに英語に関してすごいのが、英語が苦手な人は補習を受けなければならない所です。

(確か)全ての学年で1月にTOEFL ITPのテストを受けなければならず、特に1、2年生の間はこのTOEFLの点数が進級に関わってきます。まず、TOEFLの点数がB2(543点)以上かつリスニングセクションの点数が54点以上の人は、出席点や提出物などの点数を合わせて6割を超えていれば英語の単位を取ることができます。

しかし、出席点や提出物などの点数がどれだけ良くても、TOEFLの合計点かリスニングどちらか一方でもB1(460-542点)の点数があると、「英語コミュニケーション」という科目に合格していなければ英語の単位を落とすことになります(=留年します)

 そして、さらに残酷(笑)なのはTOEFLの合計点もしくはリスニングどちらか一方でもA2以下(459点以下)を取ってしまうと英語コミュニケーションを取っていても英語の単位は取れません(=留年します)。

 ただ、正直な所、ここの大学の入試を乗り越えてきた学生なら最終的にA2を取ってしまうことはほとんどありません。ほぼ全ての学生がB1以上は取ることができています。 ここまでの話だと「なんだ、それなら英語コミュニケーションを取れば楽勝じゃん」と思われるかもしれませんが、この「英語コミュニケーション」という科目が非常に面倒くさい科目なのです。(先生方申し訳ありません。) 

 英語コミュニケーションは1、2年の間は水曜日以外の平日の7限目に開講されており、地道に7限まで出席し続けなければなりません。それに加えて今年は1学期の通常授業が終わった後、毎日6時限×7日という補講もありました。そのせいもあり、今年英語コミュニケーションを取っていた生徒は取っていない生徒と比べて1週間夏休みが短くなってしまいました。(ちなみに取っていない生徒でも夏休みは40日程度です。)

国際医療福祉大 医学部の学食

 また、この進級に関するTOEFLは1月にあり、かつ一発勝負であるため、この1回でB2以上を取れる自信のある生徒のみが英語コミュニケーションの単位取得を免除されるということも注意点です。何が言いたいのかというと、「B2を取ったことがある」くらいのレベルで英語コミュニケーションを取っていないと、本番たまたまB2を取れなかったというだけで留年してしまうということです。つまり、英語コミュニケーションを取らない人は、「百発百中でB2以上が取れる」人でないと留年する可能性が高くなるということを理解しておく必要があります。ちなみに私の学年では、英語がそこまで得意でないのに英語コミュニケーションは取らないという賭けにでる強者もいます(笑)。

 以上、初回である今回はこの大学の特徴でもある英語に重点を置いて書いてきましたが、いかがでしたでしょうか。次回以降は英語の授業内容や、他の科目のことであったり、英語での医学教育、田舎の大学生の生活(おそらく世の中一般的に成田は田舎だと思うので)についても私の思うところを書いていければいいなと思っています。できるだけ読みやすい記事を書いていこうと思いますので次回以降も読んでいただけると幸いです。

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だいき
2017年に新しく開設された国際医療福祉大学医学部医学科の2年生(4期生)です。九州のとある県出身で、今は大学の近くで一人暮らしをしています。まだ卒業生も出ておらず、情報も少ないと思うので、少しでも読者の方々に大学のことを知っていただければいいなと思っています。