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創立110年 星薬科大学ってどんなところ?創薬科学科ではどんなことが学べる?都内屈指の薬科大 戸越銀座や武蔵小山には国内最大級の商店街もあり充実のキャンパスライフが!

新星館
主にここで授業や実習を行います。
1〜2階が教室、3階は実習室、4〜7階は研究室があります。
地下には図書室と機器分析センターがあります。

星薬科大学薬学部創薬科学科に通う大学2年生です。横浜市の小学校に通い、中高は神奈川県内の私立女子校に通いました。あまり知られていない創薬科学科について詳しくお伝えできるように頑張ります。

星薬科ってどんな大学?

星薬科大学は東京都品川区にある創立110年の大学です。最寄駅は東急池上線戸越銀座駅と東急目黒線武蔵小山駅。どちらも大きな商店街があり、放課後や休講になった時に美味しいご飯を食べに行ったりしています。戸越銀座も武蔵小山商店街も国内最大級の商店街で、学生に優しいラーメン屋さんなど星薬生行きつけのお店が沢山あります。薬科大学なので学部は薬学部だけで、学科は薬学科と創薬科学科に分かれています。薬学科はみなさんご存知の通り、薬剤師の国家試験を目指してみんな勉強しています。

正門
コロナ禍で入構する人は検温が必須なので毎朝ここを通って登校しています。
図書室
新星館(最初の写真です☝)の地下にあって、試験前は多くの学生が勉強しています。

学生について

男女比は私の学年は、22人中女子8人男子14人で、男の子が多めですが、他の学年を見ると大体半分くらいです。既卒生も6人ほどいますが、年齢関係なく学年みんなで仲良しです。

創薬科学科について

今回は、あまり知られていない創薬科学科についてお伝えしたいと思います。そもそも、創薬科学科は薬学部ではありますが、四年制で薬剤師の国家試験を受けることはできません。多くの学生は薬の研究をしたくて入ります。私自身も抗がん剤の研究をしたくて、創薬科学科を選びました。しかし、今まで約2年創薬科学科で学んでいると、抗がん剤以外にも面白い分野が沢山あって、本当に視野が広がったなと思います。

では、創薬科学科はどんなことを学べるのか、をお伝えしたいと思います。先ほども述べたように、創薬科学科は一学年20人前後の少人数学科です。そのため、先生との距離も近く授業中も質問しやすいです。創薬科学科は「薬学を基盤に生命・健康を科学し、その知識をさまざまな産業分野へ応用できる人材」を育むことを理念に置いています。そのため、4年間を通して自分の将来について考える、キャリアプランゼミという必修科目があり、今年度からは外部の方(起業をして活躍されている方、政府の方、化粧品企業の方など)をお呼びしてさまざまな視点からの医療業界やバイオテクノロジーについてお話を聞く講義が開設されました。もちろん、薬学部ならではの薬に関する講義も沢山あります。基礎教養としては、一年次前期で基礎生理学、微生物学、化学、物理学など各学問の基礎知識をつけ二年次後期で生体分子学、基礎薬理学、有機化学、基礎分析化学など薬学に関わる知識の基礎をつけます。二年次からは一年次に学んだことをベースにさらに薬学を深めていきます。実際に研究現場ではどのような技術を使っているのか、薬がどのようなメカニズムで病気に効いているのかなどを学びます。三年次からは各自研究室に配属され、卒論研究に励みます。私自身も、絶賛研究室選び中です!

とある教室の風景です

1日の流れ

今はコロナも落ち着いてきたので毎日通学しています。授業は1コマ90分で、朝9時から1限が始まります。2限が終わったら1時間お昼休みがあって、午後の34限がはじまります。基本的には殆どが必修科目なので時間割は決まっています他の大学とは違い、午後からにしようとかこの日はお休みにしようとかはできません。でも、毎日規則正しい生活を送れているので、私は不満はないです。基本的に午前中は座学で、実習期間中は午後に実習があります。実習期間はほぼ毎日実習です。早い時は3時くらいに帰れますが、目標としている結果が得られないと5時過ぎることもあります。実習期間は大変ですが、実際に手を動かすのはとっても楽しいです。

アルバイトについて

ほとんどの学生がアルバイトをしています。実習期間に平日入るのは難しいですが、実習がない期間は夕方から働いています。私の学年は塾講師が多いです!

定期試験について

前期(7月)と後期(1月)に定期試験があります。正直簡単ではないです。やっぱり暗記が多いので大変です。本試験で不合格だと、再試験料を払って再試験を受けます。

実習について

先ほども述べたように、実習は実習期間の午後に行われます。私の学年は一年次の後期から始まりました。しかし、丁度、新型コロナウイルス感染症が爆発的に流行していたので、1年生の時はほとんど実習ができませんでした。2年生からは一応実習はできましたが、なるべくオンラインで実習をやるようになっていました。後期の初めはなぜか実際に手を動かす実習が禁止されていたので調べ学習になってしまう実習もありました。それでも、何もやらないよりは良いです。2年生からは動物実験が始まり、私が今やっている実習でも小動物の解剖をしたりしています。一応、動物実験が無理な人は他の方法で実習ができるみたいですが、創薬科学科では小動物を使う研究室がほとんどなので、みんな頑張ってやっています。

草園
薬科大ならではの場所です。リフレッシュしたい時はたまにお散歩します。
創立者、星一(ほしはじめ)先生の像と本館
本館にはメインホールがあり、式典を行います。事務室や教養科目の先生の研究室があるので、たまに利用します。

最後に創薬科学科はなかなかレアな学科ですが、最強の学科だと思います。広い分野をしっかりと学べるし、良くも悪くも忙しいので充実した毎日を送れます。読んでいただきありがとうございました。

(みらいスタッフのつぶやき) 長年、薬学部受験生を教えてきましたが、卒業生に会いに星薬科大学さんには、何度か訪問させていただきました。入試課の方とも合同受験セミナーを開催させていただいたりもしました。やはり伝統の薬学部だけあって門をくぐったり、教室の入ると風格と威厳を感じました。もし可能ならどの大学も同じですが、オープンキャンパスなどに参加して直接見ることで、その薬学部のことをより身近に感じられるのでおススメです。

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みお
星薬科大学薬学部創薬科学科に通う大学2年生です。横浜市の小学校に通い、中高は神奈川県内の私立女子校に通いました。あまり知られていない創薬科学科について詳しくお伝えできるように頑張ります。