はじめまして。国際医療福祉大学医学部医学科に通う3年生のなぎさです。今回はわたしが在学している大学の立地、在学生、授業について紹介をします。(2021年9月時点での記事です)
目次
<立地>
まずは、立地についてです。国際医療福祉大学は新設のイメージが強いかも知れませんが、大学自体は1995年に栃木県大田原市に設立されています。その後、看護学部と保健医療学部からなる成田キャンパスが2016年開設、それに続いて2017年に医学部が設立されました。医学部のある成田キャンパスの最寄駅は京成線が通る公津の杜(こうづのもり)駅で、駅の目の前に校舎があるので電車通学の学生からするととても便利です。公津の杜駅周辺は基本的に住宅街で、これといった娯楽施設はありませんが、おしゃれなカフェや美味しいレストランなど探しがいがあります。また、隣の駅である成田駅にはたくさんの居酒屋、レストランがあるのでそちらを利用する学生も多くいます。他にも成田駅から徒歩15分ほどのところに成田山があり、お祭りがあるときや新年の参拝時には多くの学生が集まります。
<近隣施設>
成田という地名からも想像できるように空港からも近く、コロナパンデミック以前は学校終わりに韓国など近辺の海外へ旅行する学生もみられました。旅行としてだけでなくレストランやカフェとして空港を利用できるのもこの立地ならではです。自転車、もしくは電車とバスの乗り継ぎを利用すれば30分ほどで酒々井(しすい)のアウトレットに行くこともできます。アウトレットの横には充実した温泉施設もあるので日頃の勉強からの疲れを癒すことも可能です。都内にも電車で1時間半ほどで行けるので、都内の医学部生とはまた違った生活ですが、それなりに充実した生活を送ることができます。
<学生の海外経験>
次に在学生についてです。医学科の人数は1学年140名、そのうち20名が留学生です。留学生の主な出身国はベトナム、ミャンマー、インドネシア、モンゴル、中国、韓国で、そのうちの公費留学生は入学の半年ほど前から日本へ来て大学で日本語を学んでいます。留学生だけでなく、学校の特色通り、一般入試で入学した人の中でも海外経験がある学生が多く、学生の約1/3は海外での生活、もしくは留学の経験があります。
<男女比>
男女比は基本的に男子約60%、女子約40%ですが、わたしの学年である3期生はほぼ半々の男子52%、女子48%です。
<地方生の割合>
北海道から沖縄まで全国各地からの学生が集まっていますが、やはり立地の関係上千葉県出身者が他の大学よりも多くいると感じます。また、わたしの学年では1/3程度が都内出身です。学年によってばらつきはありますが、現役生、1浪生、多浪生又は再受験生がほぼ同じ割合でいるように感じられます。(現役生40名、1浪生40名、2浪以上、再受験生合わせて40名ほど)入学直後はよく、年齢や浪人数の話になりますが、年齢に関わらず、みんな同学年としてすぐに仲良くなれますのでご安心ください。
<医学部のカリキュラム>
最後に、授業についてです。おおまかなカリキュラムとして、
1〜3年次は成田キャンパスでの講義
4,5年生は国内各地にある大学病院での臨床実習
6年次は海外臨床実習の後再び成田キャンパスに戻り、講義を受けます。
<ALL ENGLISHは2年まで>
国際医療福祉大学の特徴として、1年次の2学期から2年次末まで授業は全て英語で行われます。そのため学生全員が英語に慣れるために、1年次の1学期は英語の授業数がとても多く、1日中英語の授業という日も珍しくありませんでした。このサポートのおかげもあってか、1年生のうちに1人残らず全員が英語での医療面接が行えるほどの力がつきます。学期のシステムも特徴的で、他の多くの大学とは違い春、秋、冬の3学期制です。また、1コマも60分単位なので比較的集中力が持続しやすいです。
<医学部の1週間>
授業は基本的に月曜日から金曜日まで、1限から6限もしくは7限まであります。(8:40から16:10または17:20まで) 1年生のうちから専門的な分野を学び始められるのも国際医療福祉大学のよいところで、入学して早々解剖学を学び始めます。選択科目は少なく、1年生の1学期に2科目のみ自分で選択できる教養科目があります。
<多言語学習とUSMLE>
他にも希望者は、言語を他学部の校舎で自由に履修することも可能です。自由選択科目のうちの一つにUSMLE(米国医師免許試験)対策講座もあります。この授業は1年生から参加可能で、USMLEの出題形式や考え方などが補われます。
<医療プロフェッショナリズム>
他にも国際医療福祉大学は医療プロフェッショナリズムという科目に力を入れていて、他大学医学部と比較しても倍以上といわれる、1年次に60時間、2年次、3年次にそれぞれ30時間もの時間が当てられます。この授業は医師としての知識や技能ではなく人間性を高めるために行われるアクティブラーニングで、ディスカッションやロールプレイングを多く行います。どの科目もレポートや課題などはさほどなく、テストが進級の決め手となります。
<医学部の定期試験>
定期試験は学期末にまとまってあるのではなく、1科目ずつ履修が終わった科目から、基本的に週明けにテストが行われます。なので1〜4週間おきに1つか2つテストがあります。とはいえ、もちろん向き不向きもありますが、一気に何科目も勉強しなくても良いという点では勉強しやすいのではないでしょうか。また、万が一、本試験で合格の点数に達しなかった場合は再試料を支払って再試験を受験します。この再試験に1科目でも落ちてしまうと進級は困難となり、留年がほぼ確定してしまいます。授業内でわからないことがあれば、毎授業後、もしくはメールなどでも教授に質問をすることもできるのでぜひ活用してください。コロナのパンデミック発生時は数ヶ月間ほぼ完全にオンライン授業になったこともありましたが、現在は感染対策を行ったうえで全学年全授業で対面授業が行われています。国際医療福祉大学ならではのwelcome partyやハロウィンパーティ、運動会などの学内イベントを再び行えるのはまだ先になってしまうかもしれませんが、入学後に行われるオリエンテーションや、たびたびあるディスカッションの時間などで学年全員と交流を持つことができるので友達ができるかなどの心配は全く必要ありません。 今回は、国際医療福祉大学について簡単に紹介しました。他にも紹介したいことが多くあるので、これからも定期的に更新させていただきます。
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