(みらい編集部のつぶやき)
今回のこの記事を書いてくれた「けい」さんは、思い切って神奈川県から金沢工業大学へ進学しました。それは、この大学が、日本のさまざまなランキングで上位に位置し、常にマスコミの話題に上る大学だったり、学生満足度が高かったのと、１番は、夢であった航空工学を学びたかったから。
国内留学とも言える、金沢での１人暮らしはきっと「けい」さんを人間的にも成長させてくれるものと思います。がんばれ！
単科理工系大学で、もう一つおすすめなのが、会津大学 コンピュータ理工学部です。英語とコンピューターを外国人教員から学ぶ会津大学に興味のある方は、こちらの記事も参考になさってください。
金沢工業大学工学部航空システム工学科1年、けいです。小中高生の間は神奈川県で生活して、現在はキャンパスのある石川県に住んでいます。特に関東に住んでいる受験生にこんな大学もあるんだと思って、大学選びの参考になるように大学紹介をしたいと思います。
金沢工業大学の学生生活と授業、他大学と違うポイントを私が所属している工学部航空システム工学科を中心に紹介します。
学校紹介
金沢工業大学は石川県の野々市市と金沢市に拠点をもつ工業大学です。工学部の他に建築学部やバイオ・化学部、情報フロンティア学部があります。
キャンパスは金沢駅からバスで40分かかり、最寄り駅からも徒歩15分かかる立地です。しかし学部生の60%ほどが石川県外からの入学者であることから、キャンパス周辺にあるアパートや寮に住んでいるため通学に不便さは感じることは少ないです。
キャンパス周辺には金沢カレーやラーメン屋などの飲食店や本屋、スーパーなどお店が揃っているからキャンパスライフはもちろん一人暮らしも問題なく行えます。初めての一人暮らしも心配なことが多いと思いますが、大学としてもサポートがあるため新生活をスムーズに迎えらます。
新たな場所で友人作りを苦労する人も多いでしょう。しかし同じ学科の人（特に航空システム工学科）や後述する夢考房は好きなことを学びたいと思っている人が集まっているため共通の話題が多いです。実習の授業なども班に分かれて意見を出し合い、試行錯誤するうちに打ち解けて自然と友人ができると思います。
授業について
次に授業についてです。1年生は基礎、教養科目が中心です。2年生から専門科目が大半を占めるようになり、3年生の後半から研究、実験がメインになるカリキュラムです。しかし航空機についての授業、ものづくりに必要なスキルである製図法や3dcad等は1年生の頃からしっかり学びます。どの授業も課題が出て、多いと感じることもあります。でも、この課題は試験に直結します。大学の方針として課題や授業中の小テストと同じくらいに課題も重きを置いています。課題も試験もしっかり取り組みましょう。
新型コロナウイルスの影響
新型コロナウイルスの感染拡大対策として、実験や実習の授業は原則全て対面授業でおこなわれますが、座学の授業は対面授業とzoomを利用した遠隔授業を週ごとに交互で行うようになっています。遠隔授業週の数学の授業はオンデマンドで好きな時に視聴できるため実質空きコマになります。対面授業ほどいいものはないかもしれませんが遠隔授業も悪いことばかりではないはずです。
金沢工業大学のココがいい！
最後に金沢工業大学の注目ポイントを紹介したいと思います。
金沢工業大学の1番の注目ポイントは夢考房だと思います。夢考房とは大学にある施設の名前です。ここでは学生主体でプロジェクト活動を行える施設で、参加している人は人力飛行機の大会やロボットカップに向けて日々設計開発をしています。普段使うことのない3dcadソフトを使って図面を描き、工作機械を駆使してほぼ全てのパーツを自らの手で作り上げています。特に滅多に工作機械を自由に使える施設は無いと思います。思ったことを自由にものづくりする経験は将来的に研究者になったときや技術者になった時に必ず役に立つはずです。実際に私も人工衛星開発プロジェクトに参加しています。このプロジェクトはcansatと呼ばれる模擬人工衛星を設計、製作しています。
今回は金沢工業大学の特徴や生活を簡単に紹介しました。これからは様々なテーマを詳しく紹介できるようにしたいです。
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